ご夫婦、親子で相続対策の進捗状況をチェック

●あなたの場合は?

相続税対策を研究していますか?研究したことは実行していますか?
ご夫婦で、親子で、仲良く進捗状況をチェックしてみて下さい。自動的に現状の進捗状況が出ます。
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No. 具体的な項目 解説とポイント 実行
(5)
検討
(3)
未着手
(0)
該当なし
1
相続税の概算計算は毎年されていますか?
路線価は毎年改訂されます。税法も毎年少しずつ見直しされ、3年に1回位の割合で大幅な改正があります。その年の財産構成で相続税は納付可能かどうか検討しておくことがまず相続税対策のスタートなのです。
2
孫や嫁との養子縁組について検討しましたか?
養子は相続において実子と同じ権利を有する法定相続人です。養子を作ることによって、基礎控除も増えますし、税率も低くできるのです。相続は孫の代までの展望が必要なのです。
3
配偶者への居住用財産の贈与は実行しましたか?
夫婦の婚姻期間が20年以上あれば、2,000万円までの贈与には贈与税がかかりません。そして、相続税が安くなるのです。
4
贈与した預金は正しく管理されていますか?
毎年、子供や孫へ110万円ずつ贈与をしたつもりが、相続税の調査では借名口座の預金という遺産とみなされて、どっさりと相続税の追徴が…。
贈与とは差し上げる行為です。お父さんが通帳を握っていては贈与にならないのです。
5
長期の贈与計画を策定されていますか?
相続前3年間に贈与した財産には相続税が課税されます。贈与税の税率は相続税よりもはるかに高いので早くから少しずつ贈与を進めることが肝要です。相続時清算課税制度の活用も有効です。検討しましょう。
6
遊休地には貸家を建築されましたか?
土地も建物も評価が大変減額されます。固定資産税や都市計画税も大幅減額です。しかしながら、入居者難の昨今では全額借入のプランは慎重に!ある程度、自己資金を投入される方が健全です。自己資金でも借入金でも相続税の評価は変わりません。
7
自宅の増改築をされましたか?
自宅の改造をお考えなら、是非とも相続より前に実行していただきたいものです。財産評価はとても軽減されるはずです。
8
土地の利用方法、利用区分は節税になっていますか?
角地や二方路線の土地の評価は割増評価になっています。利用方法を2種類に分けて土地活用すると評価が減額されるのです。
9
墓地・仏壇は購入あるいは、改修されましたか?
墓地や仏壇は評価額0円です。相続後に実行するよりも、相続前に実行すると100%の軽減となります。
10
生命保険の契約は万全でしょうか?契約内容の見直しをしましたか?
人がお亡くなりになって、出てゆくのが相続税、入ってくるのが生命保険です。相続税と同額の生命保険が入ってくるととても助かります。生命保険には法定相続人1人につき500万円の控除があります。但し、保険の内容と契約条件には慎重な検討が必要な時代です。
11
小規模企業共済には加入していますか?
政府の共済保険ですから、絶対安全で有利な保険です。月払保険料は所得税も住民税も全額所得控除されますから、必要経費と同様の効果があります。相続税でも退職金の扱いで法定相続人1人につき500万円の控除が生命保険とは別枠で認められています。ご相談受付ます。
12
延納対策として、家計の収入(収益力)は十分ですか?
相続した遺産の多くが不動産である場合、最長20年の年賦納付(延納)の手続をすることが可能です。
毎年の収入を相続税の納付に充当するのです。万一病気になっても安定して入ってくる資産所得を相続までに確保しておくことが必要となります。
13
延納の担保は整備されていますか?
延納する相続税額と利子税相当額を加えた額に見合う評価額の不動産等を税務署に担保として提供することが必要です。
14
物納(売却)する土地は選定出来ていますか?
物納(売却)するためには相続前から条件整備の作業に取り組む必要があります。
境界明示、分筆、道路の確保、担保の抹消、地上権の整理等々の作業は時間も費用も大変なのです。
15
小作地や貸宅地について等価交換を検討されましたか?
等価交換(所法58条)の適用要件は厳格で、交換後に即売却は出来ません。
相手とのトラブルも予測されます。早目に着手をしましょう。
16
円満な遺産分割協議が出来そうですか?
遺産を残す人は旧民法下で教育を受けておられます。遺産を受ける子供達は現民法下で教育を受けておられます。
長男夫婦が苦労をして家業を手伝ってきた、あるいは、両親の介護を永年続けてきたからといって「すべての遺産を長男に」とはいかない時代です。争族になると税法上の特典も制限されます。
17
他家へ嫁いだ相続人に相続させるにふさわしい財産は用意されていますか?
バブル崩壊以降は不動産より現預金を要求されるケースがほとんどです。
娘さん達をそれぞれ受取人として契約した生命保険に早くから加入しておくことも一策でしょう。
18
遺言書は作成していますか?
複雑な家族関係、相続人に障害者や未成年、兄弟姉妹の互助関係が薄い等々の場合は、是非とも作成しておくべきでしょう。毎年変更することもできるのですから。
その他の対策 19
相続後の所得税対策は考慮されていますか?
相続の時の遺産分割は所得税節税の千載一隅の最大のチャンスの時なのです。家族の間で所得の分散が図れるます。そのためには、嫁や孫との養子縁組もキーポイントとなるでしょう。
20
相続後の配偶者の生活資金と生活の安定を十分考慮されていますか?
相続において、最大に重要なキーワードです。統計上の数字からいうと夫の死後、妻は平均10年間長生きするそうです。この点に最大のポイントを置いて、財産の構成と遺産分割のプランを考えたいものです。